ジムのランニングマシンには操作モニターがあり、TVやYouTubeが観れる。私は、韓国のロックバンド “CNBLUE” の音楽動画を流して走ることが多い。
彼らの曲が流れた瞬間、それまで重たかった身体がふわっと軽くなり幸せで満たされていく。走ることはしんどいはずなのに、至福のひとときに変わる。まるで、魔法のようだ。
CNBLUEを知ったのは、だいぶ前に観た韓ドラ『美男ですね』や『オレのことスキでしょ。』。ボーカルのジョン・ヨンファが俳優として出演していて、興味がわき音楽DVDも買った。だが、飽きっぽい性格でいつの間にか忘れてしまっていた。
そんな私が再び彼らの音楽にハマったのは昨年秋。ウォーキングを始めたとき、スマホに保存していたCNBLUEを何気なく聴いたのがきっかけだった。楽しく歩くうちに自然と足に筋肉がつき、いつの間にかジムデビューも果たしていた。
久しぶりに映像で見たジョン・ヨンファは、以前より逞しくなっていた。筋トレを地道に続け体を鍛えていたことをネットの記事で知り、納得がいった。
※Dingo Japanの公式YouTubeチャンネルより
“Glory days” はくじけそうな時、私の背中を押してくれる。諦めない！私もそう決めたんだ。
最初の頃は、走らず歩いていた。足の付け根が少し痛むかな、とゆっくり歩いていたある日のこと。彼らが歌う姿を見ていたら、無性に走りたくなった。
「足なんぞ壊れたっていい！」
腕を振り上げて右に左に揺れたい思いを抑えつつ、夢中で30分ほど走ってしまった。当然翌日は足に違和感。でも、それ以上に達成感があった。
「走るのって、こんなに楽しかったっけ？」
ありがとう、CNBLUE。運動嫌いの私が変われたのはあなたたちのおかげである。
どうやら、しんどいことは楽しいこととセットにすると続くらしい。最初は10分走ってみて、できたから次は20分。じゃもう少しいけそう。それで次は30分。
私はランニング後半には、彼らのライブの後半盛り上がっている部分に合わせて走ることが多い。なんだか、テンションが上がるのだ。
何といっても、運動後のお風呂・サウナ、からの水風呂は格別だ。今年のゴールデンウィークは好きなだけスポーツジムに行ける！今から楽しみで仕方がない。
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