2025年4月8日。
一昨日、娘の高校の入学式があった。
向かう途中、ピカピカのランドセルの子供達が両親に手を引かれて歩いていた。
「今日は小学校も入学式かぁ」
娘もあんなに小さかったのに、時が経つのは早い。
今までの私は、入学式にも暗い色の服を着ていた。でも今回は、痩せて明るい服を着たかった。そこで数か月前に用意したのは、ネットで見つけた明るいベージュのプリーツワンピース(Lサイズ)。
前日に試着したところ、無事に入りひと安心した。でも、イメージとだいぶ違った。全体にふっくら。お腹がぽっこり。
「やっぱり、入学式の主役は子供だよね」
割り切って手持ちの春コートを羽織ることにした。当日は思いのほか肌寒くて結果オーライだったが、いつかこのワンピでリベンジしたい。
式では、校長先生の一言が私の心に残った。
「あなたたちは、私たちも知らない大きな力に導かれて、今ここにいます」
そうか、導かれたのか。今までそのように考えたことがなかったので新鮮だった。導かれたこの道が、正しかったと思える日がいつか来るだろうか。
帰り道、空腹に負けて駅ナカで久々に外食をした。スープパスタに惹かれたが自制し、目に入ったスープ専門店へ。野菜たっぷりスープとご飯のセット。やさしいお味で、お腹も心も満たされた。家でも再現してみたいと思うくらい、おいしかった。
「よし、毎日に感謝してこれからも頑張るぞ」
娘の新たなスタートに立ち会えてよかった。新しく出来た友人と嬉しそうにしている娘を見て、私自身も前向きになれた。
輝かしい未来のために、毎日地道に歩んでいこう。
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