更年期の自律神経の乱れによる耳鳴りとの闘い
ここ1ヶ月ほど、毎日耳鳴りが続いている。薬を飲んでいるが、効果はあまり感じられない。
猛暑が続き、冷房の効いた部屋で長時間デスクワークをしているせいか、体がむくみやすい。その影響なのか、耳に水がたまったような閉塞感と耳鳴りがなかなか消えない。

私は約7年前にメニエール病と診断された。以来、耳鳴りやめまいとは長い付き合いだ。
メニエール病についての記事はこちら:メニエール病とめまいの長期体験記。
体調が安定しているときには、筋トレやランニングを続けてダイエットに励んできた。そのおかげで以前より体力もつき、毎日をアクティブに過ごせている。
お盆休みに食べ過ぎたのでジムで運動
お盆休みには家族で1泊2日の旅行へ出かけた。耳鳴りは続いていたものの、天候に恵まれ楽しい時間を過ごせた。ただ、外出先でつい食べ過ぎてしまったため、休みの後半はジムへ。
ランニングマシンで走り出すと順調だったが、15分ほど経った頃、急に強いめまいが襲ってきた。慌ててマシンを止め、ストレッチスペースに移動して座り込むが気分は悪い。この後にはヨガのレッスンを予約している。
「ヨガなら自律神経が整って、めまいも軽くなるかもしれない」
そう思って参加してみたが、吐き気が増すばかり。そこでようやく、自分の判断が間違っていたことに気づいた。めまいがあるのに体を動かすのは無謀だったのだ。
すぐに退出したかったが、周囲に迷惑をかけるのが気になり言い出せない。周りを見渡すと、みんな穏やかな表情でヨガに集中している。苦しんでいるのは私だけだった。

その時、先生の声が響く。
「はい、頭と腕は床につけて、右足を高くあげましょう~!」
なんと、頭を下げて足を上げるポーズ!めまいがある状態でやるには危険すぎる。それでも途中退出できず、恐る恐る足を上げる。
ぐゔゔっ!
吐き気が一気にこみ上げる。時計を見ると終了まであと10分。耐えろ、自分。気合いだ~!

なんとか45分間のレッスンを終えたが、今度は寒気までしてきた。ランニングでかいた汗が冷えてしまったのだ。
まずい・・・。とにかくお風呂で温まり、その後マッサージ室で少し仮眠を取った。幸いにも吐き気は落ち着き、無事に帰宅できた。
体力の過信は禁物
以前はジムでしっかり運動すると、帰宅後はすぐ眠くなった。だが今では、運動後でも韓ドラを楽しめるほど体力がついた。でも、だからといって無理をしていいわけではない。
耳鳴りがするときは、体からの “休んでね” というサイン。今回改めてそう実感した。耳鳴りやめまいは、体が壊れてしまわないよう守ってくれる “ヒューズ” のような役割をしているのかもしれない。でもきっと時間が経つと忘れてしまい、また頑張りすぎてしまうのだろう。
✅ 耳鳴りがあるとき
✅ 疲れているとき
✅ 生理前後や生理中
✅ 外出の前後
✅ 行事が続いているとき
体調と相談しながら、自分にできる範囲で頑張る。更年期に無理は禁物だと、改めて心に刻んだ。


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